きえもの 157
先生との事⑤ -四川省の旅-
日本の新年最初の大きな行事が成人式。中国では18歳で成人になります。日本のような華々しい式典はないそうです。写真1は3年前恭兵が出席した北京の日本大使館で開催された日中合同成人式の集合写真です。日本人の参加者は留学生が大半ですが、中国人の参加者は日本人とのハーフだそうです。横井駐中国大使と両国代表で鏡開きをして、酒を酌み交わす。同世代同士での交流もできてとても楽しい時間だったようです。人生の大きな節目ですが、今年は中止なった所も多く本当に気の毒に思います。来年こそは無事開催を祈るばかりです。
2007年10月。成都~重慶を訪ねました。総勢38名大型バス2台。思い返して無謀極まりない旅行でした。特に終盤成都から重慶。そして上海市内観光までして関空に2日間で移動するなど、今の私では絶対組めない旅程。知らないというのは恐ろしい事が出来るものです。
上海で乗継成都に着いたのは夕刻。先ずは名物陳麻婆豆腐へ。麻婆豆腐の発祥はここからとのことですが、出されたのは山椒の粉が山盛りのったもの。口に入れ暫くすると強烈に痺れる痛みと辛さ。中国激辛旅の始まりです(写真2)。
翌日は朝から世界遺産道教の山「青城山」へ。の予定ですが雨模様。朝食のレストランで「おい北條」と江口先生から声が掛かります。「今日の予定は?」と先生「はい青城山です」と私。「この雨の中をか?・・・」と先生。いつも私回転悪いんです。行けるわけありません。実は結構きつい山なんです。「では山門まで行って・・・」と私「それで?」と先生「パンダ見に行きましょう」と私「そうか」と先生。苦し紛れに勝手に予定を決めてしまい現地ガイドが困りました。「それは方向が違いすぎ!かなり無理なコースです」というガイドに頼み込み何とかコースが組めました。本物のパンダに触れてどれだけ童心に皆さま帰られたことか。半年後四川大地震でこの一帯が壊滅的な被害を受けることになろうとはこの時誰も予測などしていませんでした(写真3,4,5)。
写真1
日本大使館は北京中心部の東側にあります。
写真2
先生は辛いものが結構お好きでした。
写真3
山門前まで行くだけで大変でした。
写真4
適度の雨に先生もご機嫌でした。
写真5
日本では1頭でも大騒ぎですが、ここはいっぱいいます。