きえもの 154
先生との事② -西安・洛陽の旅①-
平成19年1月「中国よもやま話」が始まった頃は前年お亡くなりになられた進藤虚籟先生や、福本雅一先生といった正に巨匠といえる先生方が投稿されておられました。時が過ぎ龍洲先生の「らんだむ・のおと」が終了したとき(色々な意味で個人的に)「まずいことになった」と痛感しました。私のはお気楽な内容とはいえ内心は至ってマジメ。それだけに講座系ではない読み物系は勝手(・・・)に(・)「我」か?という気分になったのです。(失礼ですが)何事も風よけが無いのは重圧があるものです。そんな折前号から始まった「あいまいもこ」アイマイって?正直「なめとんか!」なんてことにはなりません。題名とは逆。ネタはとっても豊富(事前に数話原稿を先読みさせていただきました)。なんたってバックボーンが違います。さすが龍洲ジュニア!いきなりやるなあ~(笑)「マンピツ」が伝説となり、最大の風よけが無くなった今。読み物系頑張りましょう!
平成18年3月書源社旅行が始まります。行先は「西安・洛陽」5日間の旅です。私は先生方をご案内する役回りですから大いに勉強しました。中国2大古都+上海をチョコット行くプラン。今から考えるとかなりタイトだったと思います。
先生は71歳。上海で乗継夕刻西安入りしました。直ぐに向かったのが西安の名店、餃子の「徳発長」です。先ずは団長からひと言。その後次々出てくる色々な形の餃子に皆さん笑顔が溢れました。妙に明るい西安の夜。この街が今の中国か!と感じた賑やかさでした(写真1)。
翌早朝から向かったのは「華清池」楊貴妃が浸かったと言われる温泉。今も沸いている名所です(写真2)。兵馬俑坑に向かう途中「秦始皇帝陵」に立ち寄りました。平原の中に高く盛り上がった陵墓。数百段はある石段を先生は皆と談笑しながら登られていました(写真3)。
日本でも大人気の「兵馬俑」その神秘性と規模の大きさが魅力なのでしょう。写真からの知識はありましたが、巨大ドームに覆われた空間に入り息を呑みました(写真4)。
西安のシンボル「大雁塔」。書人にはなんといっても南門にある褚遂良の「雁塔聖教序」碑を前に先生からお話を伺いながら、息も出来ない興奮を感じていました(写真5)。
写真1
この後も必ず旅の始まりは参加者を 1人ずつ先生が紹介されました。
写真2
ご近所の團野様と。
写真3
かなり急な石段。皆さん頑張りました。
写真4
この一帯の調査がいつ終わるのかは不明とも言われる。
写真5
古より旅の起点西安。以降先生と多くの旅をさせていただきました。