きえもの

きえもの 148

中国の友人たち
 
4/7発令された緊急事態宣言。翌日武漢では閉鎖が解除されました。チョイ悪君は「かなりの地域で感染が減ってきているので、以前のような封鎖状態が解かれるところも出てきているものの、再発を警戒する向きも強く、安心できるという状態ではない」とのことです。
 武漢に続く勢いで厳しい封鎖を執られた杭州でも「厳しい封鎖状態はほぼ無くなった」と斯さんから連絡がありました。人口の多い都市部では多くの人が集合住宅で生活していますが、外出入する際は必ず厳しいを検査されていたそうです。そんな杭州も制限は解除されてきているそうです。中国一の観光地杭州。春の素晴らしい季節。通常であれば観光客が西湖を中心に溢れますが、さすがにまばら。ただ日を追うごとに人は増えているそうで、杭州以外からも観光客が少し来るようになったとのことです(写真1)。
 斯宅村の李さんの娘さんは春節休み以来職場には戻らず過ごしていましたが、ようやく紹興の職場にもどりました。通勤の道すがらの写真です。「外出できるようになったものの、相手が目に見えないもの。まだまだ自由に行動する気になれないとのことです」(写真2)。
 関西空港でアルバイトしている恭兵からです。4階の国際線出国ロビーで働いていましたが、見ての通り人がいません。旅客用の国際線は90%以上運休していますので、このような有様なのです(写真3)。
 揚州个園ガイドの貝さん。中国有数の名園を専門に案内する仕事です「例年ならこの季節1回60分で、日に酷いときは8回も案内していたのに、今は控室で時間を持て余す状態」だそうです。しかし揚州も徐々に日常が戻りつつあるそうですが、厳しい外出禁止が1カ月続いたそうです。食料品の買い物も一切禁止のため、カップ麺でずっと過ごしたそうです(写真4)。
 最後に斯宅村の斯梅園老師。浙江省特産の筍が頭を出しています。同じく高山茶の収穫も。今年の出来は全て上々「我慢してこの厳しい時を乗り切ろう。良い事もある」と言ってくださいました(写真5)。


写真1
ほとんど人のいない西湖。何度も訪れたがこんな光景は今まで無かった。

写真2
浙江省第2の都市紹興もまだまだ外出者が少ない。
 

写真3
暖房を切られるためとても寒いそうです。

写真4
仕事が始まったということが嬉しいとのことです。

写真5
田舎町でも感染の危険を感じていたそうです。