きえもの

きえもの 141

灼熱上海の朝
 
 多分死ぬまで治らない私の悪い癖が「ダラダラすること」我が家の会長など私を横目に「あんた一生賢コなれへんワ!」などと罵るほどです。熱帯夜の中食した激辛鍋のおかげで元気になったアホ親子(当然恭兵もダラダラです)朝食を摂るためホテルを出ると「エエ天気」。早速街角ご飯屋で冷たいコーヒー豆乳と油條(揚げパンのようなもの)を頬張りながら「ちょっと散歩しよか」と。時間が無いのにダラダラ癖がでました(写真1)。
 上海のど真ん中の朝。オシャレで有名な上海人。日傘を片手に職場に向かいます。上海観光のメイン外灘にある「和平飯店」上海有数の一流ホテルです(当然泊まったことはありません)。前回時間が無くなり新幹線に乗った理由はこんなこと。外国はどこでもそうでしょうが、気を緩めると計画にすぐ支障が出てしまいます(写真2,3)。
 米国との経済戦争の影響もあるのでしょうか?お金持ちになると色々な問題が出てきます。中国骨董品のオークション等での巨額な売買も影響しているのかもしれません。中国への送金に厳しい制限が掛けられるようになりました。俗に言うマネーロンダリングを取り締まるためともいわれています。頼みの綱の斯さんは今や会社勤めになり、実質休業状態の彼の会社にお金を送るなど正に怪しい!「どうすりゃエエの!」と困り果てましたが、困った時のチョイ悪君「北條さん中国に銀行口座無いの?」と。「そういえば昔に作ったわ」ということで調べてもらうと、再手続すれば復活できることが分かりました。さりとて外国人の私。こんな場合そうは簡単にいかないことは想像できます。が、中国最大のメガバンク「中国工商銀行」の窓口はとても丁寧で親切。しかし安堵も束の間。行き詰ったのは暗証番号。当然全く覚えていません。またまた困り果てて電話したのは斯さん。10年も前に作った口座。彼はこういうことには強い!一瞬で「〇〇〇〇〇〇ですよ」ですと。お陰で無事復活。今後日本の銀行から私の中国の口座へ、そしてこれからの手筈はチョイ悪君がしてくれることに(写真4、5)。

写真1

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恭兵は肉まんに甘い豆乳(右)私のは(左)。
写真2

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日傘も様々。無では厳しい太陽光線。
写真3

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中洋折衷の店構え。そこが魅力です。
写真4

写真4
現在外国人が中国に口座を持つのはかなり厳しいようです。
写真5

写真5
結構ややこしい手続きだそうですが、頑張っていただきました。