きえもの 140
毎度懲りもせず、7月末灼熱の上海に着陸しました。いつもと違うのは、昨年とある事情で再就職した斯さんはもう簡単には遊んでくれませんし、チョイ悪君は「ヒショ〜」とか言って人混みの酷い「メチャ暑」の上海などには現れません。ということで今回は単身「久しぶりに外国の中国が味わえるなあ」と恐れ慄きながら、覚悟を決めてレンタル予約したのが噂の「ポケトーク」(写真1)試してみると凄まじい精度。恭兵など「苦労して勉強したのに!」と肩を落とす程です。今回は難儀なミッションがいくつかあって、グチる私を横目に「ホナいこか?」と名乗りをあげてくれました。
チョイ悪君が予約だけしてくれた上海のホテルは福州路側、最高の立地で安くて綺麗。夕食は近所のちょっと変わった串焼き風火鍋屋。この店大人気の名店で、2時間以上待ち時間もあるとか「あまり辛いと明日の長距離移動が心配やなあ」ということで店長おススメの「夏日檸檬美人鍋」を注文することに。美しい黄色。しかし優しそうなのは色だけ!水をかぶったように溢れる汗。まさに夏鍋とはこのことか!(写真2)
打合せが多い今回の日程。時間短縮の為上海駅から新幹線の移動となりました。私たちが乗る北京行き新幹線と同じ待合室の列車は伊寧(グルジャ)行き。新疆ウイグル自治区の西。カザフスタンとの国境の街で中国の西の端です。約50時間かかる鉄道の旅。待合室には専用のポーターが待機して乗客の荷物を運びます。写真の荷物を頼む老人は人生最初で最後の上海見物だったのかもしれません(写真3)。対してこちらは1時間程の旅。ちょっと飲物をと売店で買ったのは中国2大飲料メーカー娃哈哈(ワハハ)の水ではなくソーダー「炭酸水なんか出したんや?」と興味本位で買いました。車中で蓋を開けても炭酸音が無く恐る恐る飲んでみるとやはり水。能々見ると表示には「無気」の文字が「炭酸水なのに無気?」と不思議に思い中国のサイトで調べると、地中から発生する炭酸水を詰めたものとのこと。日本で売られているハッキリしたのは気を入れた「有気炭酸」中国ではヒットの兆しで、いくつかの商品が販売されていました。理屈が分かると「美味しいかも~」と思う単純な我。旅程中10本以上飲みました。確かに中国のミネラルウォーターよりかなり柔らかい水質。日本でも炭酸水の出る場所があるそうですが、シュワシュワしているのでしょうか?全く泡と消える正にきえもの話です(写真4、5)。
写真1
よりスゴイところは中国語→英語他色々変換出来ることです。
写真2
鍋の中はとてもきれいなイエロー。お伝え出来ないのが残念?
写真3
時間をお金で買わない素敵な電車旅。憧れます・
写真4
「SODAで無気?」なんのこっちゃ!
写真5
空港でも。とても宣伝しています。