きえもの

きえもの 138

八怪の故郷‐LCC-(機内にて)
 
多くの路線ができたLCC。一度は利用されました?以前は早朝関空を出、上海経由でバスに乗って揚州に着くころには夕方でフラフラになっていましたが、数年前に就航した「春秋航空」直行便のおかげで、早朝出て、お昼前には揚州泰州空港に着き、昼食は揚州市内の場末の飯屋でという嬉しさです。外国なのに東京行くのと大して変わりません。
 LCCの特徴は荷物の制限。受託荷物無(機内持込のバックのみ)というのが1番下のクラス。いつも行きは荷物を最低限にして、ほぼカラのスーツケースを預けることができるチョッと上のクラスを使い、帰りは商品など持ち帰る荷物が多くなるため、ビジネスクラスを使うことにしています。積込む物の重さで変わる飛行機代。なんでもやるこの業界。そのうち体重割増なんてできると旅行中食事の楽しみが無くなる気がします。
次の特徴が食事。基本食事はありません。といって無いわけではなくメニューを見て注文する方式です。が、私が見る限り誰もたのみません。食べ物はほぼ持込。自由にやっています。そんな中荷物割増のビジネスクラスには食事が付きます。揚州名物の肉団子とご飯。別箱でフルーツになぜか塩辛い海藻。そしてケーキ(意味不明のバターまで)。不味いわけでは無いが、美味いわけでも無い微妙な味付け。しかし悲しい性分の我はどんな時も出された物は残さずに頑張って食べてしまいます(写真1、2)。
 機内販売もあります。日本の良い航空会社ですとパンフレットも立派で綺麗。「お持ち帰りいただいても結構です」なんて言われると嬉しくていまだに何冊も家にある程です。が、春秋航空に限って言えば違います。完全な販促ツール。「どれだけの中国人民が見てきてん!」と思う程ボロイ!こんな手あかの付きまくった物は誰も持ち帰りませんから、いつまでも使いまわしです。しかしそれもそのはず。写真のCAさん飛行時間のほぼ1/3は商品説明「あんたジャパネットの人?」と思う程です。「価格は梅田のヨドバシいくら・・・」(もちろん全て中国語で大声で頑張ります) 価格リサーチも完璧。何よりも「ここでご注文いただくと(中国の)ご自宅まで無料配達させていただきます!」ですと。当然バカ売れ。商売うまいわ~。チョイ悪君曰く「この飛行機の積荷の半分ぐらい、前の客の注文した荷物チャイますか?」ですと(写真3、4)。

写真1

写真1
中身ガサガサ。俺の手作り弁当でももうチョッとエエで!
写真2

写真2
主食がパン用なんでしょうね~。
写真3

写真3
これが進むと大型量販店も辛い?。
写真4

写真4
前回男のCAは実際にシェーバーで髭剃って実演してました。