きえもの

きえもの 135

我が街の2大英雄 ‐興化②-
 
 王羲之が「鵞鳥が好き」って知ってました?というより知ってますよね~。紹興の蘭亭に行くと「鵞池」と書かれた石碑の横に池があって、鵞鳥が今もウヨウヨいます。初めて行った時など「さすが!聖地」などと感動したものです。が、最近とあることからこの「好き!」の意味合いに少しというか、かなりの疑問を感じているのです。というのが、チョイ悪のツレがとある場末の飯屋で頼んだ料理が原因。出てきた料理は見かけの悪い肉の煮物。少しビビッテ口にするとアラなんと「很好吃(ヘンハオチー)!」えも言えぬ味付けと食感に大いに驚きました「これ何?」と私「鵞鳥」とツレ。そして「美味いやろ」とほくそ笑みます。「この味覚えたらやめられんのヨ」とも。「初めて羊肉鍋食べた時と同じ顔してるなあ」と好奇の眼差しです。そういえば以前斯さんが「鵞鳥は食べるために育てるもの」と言ってたことを思い出しました。書聖は間違いなく・・・。お気の毒な鵞鳥たち(写真1)。
 灼熱の中たどり着いた「鄭板橋故居」です。こんな庭と建物の中ならきっと暑い夏も快適に過ごせたに違いありません。興化の街では「板橋◯◯」と書かれた看板を沢山目にしましたからいまもなおこの街の英雄なのです。鄭燮(板橋は号)は隷書を3分の2。残りに楷書を混ぜ合わせ、作り合わせたという書風は六分半書と自ら称しました。線の最終がチョビ髭のように跳ね上がるのが特徴ですが合わせて、字形・線の太細など予想できない字形に引き込まれてしまいます。とはいえあまり臨書するものではないでしょう。眺めて楽しむのが良いと思います。「なぜかって?」理由はまたの機会として、これもネットで是非ともご覧ください。(写真2,3)。
街の中心にある「興化市博物館」は日本人にも有名な中国四大奇書の1つ「水滸伝」の作者「施耐庵」の記念館でもあります。展示はもちろん博物館内のとても美しく風通しの良い設計に関心しました。水滸伝もお読みでない皆さまこれもネットで。(写真4,5)。

写真1

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ピリッとする辛さと絶妙な甘さがビールを誘います。
写真2

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贅をつくした故居であるのは間違いありません。
写真3

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蓮池の緑と吹く風が爽やか。
写真4

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鄭板橋像
写真5

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施耐庵像