きえもの

きえもの 134

我が街の2大英雄 ‐興化-
 
 「揚州八怪」ってご存知ですよね?そう揚州に昔たむろしていた8匹の怪物のこと!イヤウソです!エラそうに書こうとしていますが、私は長らくそう思い込んでいました。知ったかぶりというのは怖いですね〜ホント。「そんなもの知らん!」と知ったかぶりしない正直な皆さま。ネットでチョコチョコッとお調べください。ワオ!って感じでしょう。ところで八怪といってもメンバーは8人という訳ではなくもっといます。今風にいうとユニット名。AKB48や乃木坂46ってところでしょうか?揚州派と呼ばれる彼らは書でも絵でも印でもなんでもOK!中国歴史上有名な塩商人をパトロンに独自の芸術感で作品をジャンジャン作りまくります。ネットでご覧の皆さま、どうです?メチャ変でカッコええでしょう!
 ユニットですから人気順位があるのでしょう。私は30年以上前にとあるご縁で幾つかの拓本を購入した際手に入れた「鄭板橋」を1番に。ご縁というのはそんなもの。好きになる理由は単純なものです。
北方担当久しぶりチョイ悪のツレ。会うなり「今回も北條さんが喜ぶとこ見つけときましたよ」と。そして「鄭板橋の故郷ですけど」ですと。「前に好きや言うてましたやろ」と。なんと素晴らしくてイヤらしい!「予定も決まりました。明日朝早く出発ですからまずは飲みましょ」と「それが怖いねん」とビビる私。あては毎度好物の「トマトの卵炒め」で、乾杯(写真1)。日本ではあまり食べない料理?かもしれませんが、ご飯が進む簡単メチャウマ!作り方は、これもネットで。
 早朝揚州バスターミナル。乗り込んだのは泰州行きのバス。乗換して興化が目的地です(写真2)。泰州は胡錦涛の故郷。揚州は江沢民の故郷ですからこの辺りの凄まじい発展ぶりは想像できるでしょう。沿道目にするのは豊かな田園風景(写真3)。北に淮河、東に京杭大運河。そして南に長江と水利に恵まれた街。季節は7月唯々暑い!「北條さん昼飯前に行くところが・・・」でも暑い。とチョイ悪君も早バテ気味。ということで決めたのがバテ気味の輪タク。こんな環境で完全輪タクに乗れるとは(写真4)。バス停の前の看板。「興化の街はどこを観ても詩にも画にもなる」(写真5)。次回乞うご期待!

写真1

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ここのは色付けにピーマンが入って鮮やか。
もう1皿おかわり!
写真2

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奥地にしては立派なターミナル。

写真3

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懸垂幕には「中国の良い米。興化の良い味」。
写真4

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さすがにお兄さん「モーたまらん」と言っとります。
写真5

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自身漲る看板。楽しみです。