きえもの

きえもの 127

‐煙と匂いに引寄せられて②‐鎮江
 
 〆の麺など食った次の朝「やめときゃ良かった!」と思うものの反省はしません「歳をとるとどんどん頑固になる」なんて聞きますが年々人の意見を聞いたふりして聞いてませんもんね~。自堕落な振舞の付け届けはいつか来るのでしょうがね~。
 少々フラフラしてもお天気は最高「今日はあんまり時間無いんですが、大好きな三国志の歴史的舞台ですよ急ぎましょ」と元気満々のツレ「そんなん早よ言うてよ」と私。向うは北固山。ホテルからはスグ。着いてまず目に入ったのが焼き芋屋(写真1)食い気だけ、情けないです自分が。しかし味は上々。日本の芋とは違い正に黄金色です。芋屋の向いにあるのが劉備と孫権が剣を持ち向かい合う石像と試剣石(写真2、3)。
「この石が切れれば2人の願いが叶う」その願いは「曹操を力を合わせて打つ」ということでしょう。結果赤壁の戦いで曹操軍の大惨敗に繋がるのは皆様ご存じのことですが、その本心は「兵家必争の地」とされる荊州をお互い自分の物にしたいという強い願いがあったことでしょう。同盟を組むもその実、腹の内は違うことを考えている。正に武将らしいですが、それにしてもこんな石が本当に切れる訳も無いのに「願って切れる」と書くところが三国志演義に多くの方がハマる所以でしょう。
 北固山は鎮江市内が見下ろせる小高い山になっています。山の上には甘露寺があります。寺に向かう途中目を引くのが鉄塔。説明によると北宋時代に作られたそうです。9層あったそうですが、破損して現在は4層になっています。これも説明によると乾隆帝がこの鉄塔を見て「長江好…」という詩を詠んだとのことです。何かと言ってくるツレ「この詩エエですよ。今度の個展作品の題材にしたら?」調子に乗りやすい私を知ってかのせますね~「ホナ書こ!」こんなもんです。そこでチョコットと宣伝。6月8~10日地元岸和田で個展をします。願って、お立寄りいただけますと有難いです(写真4)。
 鉄塔の側に阿倍仲麻呂が遣唐使として訪ねたことを記念する石碑があります。古刹に古の歴史の跡を見て感銘を受けました(写真5)。

写真1

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「茶玉子、麺、肉まん、焼芋」中国朝飯で好きな順。

写真2

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劉備は小男。孫権は大男ってイメージでしたが。

写真3

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ルパン石川五ェ門の「流星・斬鉄剣」は鉄でも切る。好きそうな話。

写真4

写真4
凄味のある堂々とした鉄塔です。
 

写真5

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何より嬉しいのは綺麗に、大事にされていること。