中国よもやま話

中国よもやま話 97

― 中国食べ歩き ‐古鎮めぐり㉑‐新市


 勝手な考えですが、皆様私が「ゲテ物好きかな?」と思いこんでいませんか?当然胸をはって言えます「それは正解です!」と。病的に好みの領域は広がっていまして、帰国を阻む物でなければ必ず食します。残念なのは古鎮の食べ物屋は食材だけで無く、皿や箸に至るまで、鎮内を流れる美しい川で洗っていますから、かなり危険。私程度の免疫力では即腸炎等で病院送りにもなりかねません。が、危険性は上海の綺麗そうな店でも、裏に回れば何をしてるか分からない自由でアドベンチャーの国ですから、無いとは言えません。幾分少ないというだけです。
 少ない海外放浪経験ですが、以前何処で洗ったか分からない濡れた野草を「毒消しだから」とベトナムのガイドに言われ、真っ暗な路上に座りこみ口に、「これ最強のゲテ物やがな」とカンネンしました。毒消しの対象物はアヒルのゆで卵。ところが食せばヘンハオチー!その後長らく出会う機会の無いゲテ物が、なんと売店で売っとりました。ただ鶏で。ここのは真空パック。興奮気味の私に売店のおばちゃんが食べ方を自慢げに説明しますが、「話はエエから早よ食べさせて」と袋を破る私。美味。写真を載せるとどうかとも思いましたがお許しください。卵の中には孵化直前の・・・。鬼畜と言わないでください。ゲテ物好きは大概こんなものです。しかし貪るように食する私の頭に何故かたかり続けるハエ。お前もさぞかし欲しかったんやろうな!(写真1,2,3)
 どの古鎮でも、エキストラばかりで無く、商売や居住をしているのですが、この古鎮住んでる人も多いようです。自転車に乗って来たお爺さんが子供に話しかける風景など生活を感じます(写真4)。ところで、「最近写真撮るのチョット上手くなったネェ」と斯さん。写真にはうるさい彼、これは私のことを見下げて言っているのですが、確かに古鎮等の風景を上手く(よもやま話に合うように)撮るのは難しく、シャッターを切るたび写真に添削をしてくるのに、かなりウンザリしています。負けるかと撮ったベストショット。鍋を洗った水を家前の川に捨てる瞬間。まさに中国人の生活。ウロウロしてるオバチャンが次なにするか予想せんと撮れまへん!(写真5)。






写真1

写真1
売店は宝の山?
写真2

写真2
グロテスクですみません。
写真3

写真3
帽子のハエが離れません。
写真4

写真4
この爺さんなかなかおしゃれ。
写真5

写真5
フライパンからは湯気が上がっています。