中国よもやま話 88
― 中国食べ歩き ‐古鎮めぐり⑫―
今年の夏も暑いですよねえ。今日は7月26日。大阪は連日36度を超える猛暑。会長から「暑い暑い言いな、あんたが暑いねん!」などと暴言をはかれつつ、やっと家を出て関空の搭乗口で上海行きの飛行機を待ってます。今回仕事の予定は2日に対し古鎮探索日を2日半も設定しておりまして、「よもやま話」のネタ探しで始めたつもりがやめられない古鎮依存症です。
仕事を半ば口実にした訪中回数もそこそこ数えましたが、なぜか真夏は初めてです。というより夏の暑さが恐ろしいというので避けていたのですが確かに暑い。大陸独特なのでしょう。蒸し暑い大阪に慣れた私ですが暑いだけです。西湖のある私の好きな杭州も凄まじいもので到着するや「青桃」へ。ここは山の中にあるレストランで避暑地に来たようです。お目当ては「梨ジュース」。「西瓜ジュース」を飲むつもりで来たのですが、ここのオーナーから何時も「飲んでるだろ」と常連ぽくいわれると嬉しくなり変更。ピッチャーでガンガンやります(写真1)。もう一つの名物は山羊のスペアリブ(写真2)。胡椒が効いていてとても美味。日本では山羊など食べることは少ないでしょうが中国ではよく食べます。とはいっても豚肉や牛肉に比べると少し高級品。お祝いや、歓迎の席によく出される肉です。
さて話は前回の続き、朱家角古鎮の名物は粽と豚の太腿の煮物。太腿の煮物は大きいものですから、大食の私でも1つあれば十分なボリュームです。あちこちの売店で売っていて、良い匂いがあふれています(写真3)。
朱家角は特に歴史ある古珍ですから見どころも豊富。滞在時間が少なかったため、全てを見学できなかったのは心残りですが、当時の郵便事情を知ることのできる資料館を訪れました煉瓦造りの外観に時代を感じます(写真4)。当時手紙を無事に相手まで届ける仕事は今では想像できないほど大変なことだったでしょう。
建物の裏側に大きな箱のような棚があります(写真5)。郵便の到着日を指定すると届けてくれるサービスだとか。会長の誕生日に向けてカードでもと思いましたが、変な事をすると良からぬ仕打ちを受けてもいけませんから・・・。と思いつつも取りあえず送りました。反応って?それはご想像にお任せするとして、いい記念になりました。
写真1
浙江省は梨も豊富。7月から最盛期になります。
写真2
調子にのると4、5本は食べます。
写真3
朱色をしていて大きな蟹のようです。
写真4
清時代の建物。歴史を感じます。
写真5
売店で買ったカードを送りました。