中国よもやま話 85
― 中国食べ歩き ‐古鎮めぐり⑨―
呉の皇帝孫権の末裔ともなると、全世界にいるそうです。日本実業界の皇帝孫正義さんも孫ですから。また誰でも知っている西遊記の・・・怒られそうですけど遊ぶのはやめません。
さて今回の本題。酒は百薬の長だ!いやそれを言うなら百毒の長だ!私は間違いなく後者部類に入っているのでしょうが、どれだけ二日酔いの苦しみを味わっても、夏の夕刻に赤ちょうちんを見ると冷たいビール。極寒の冬の夜には熱燗・・・書源で何言ってんだ!はい、酒飲みはどうしてもその所業を懲りて改めることはできません。狭い日本でも恐ろしいほどの種類のお酒があるのですから、中国での種類の多さは簡単に想像できます。
日本の国酒といえば日本酒もしくは焼酎でしょうか。対して中国では貴州省特産の茅台酒ということになっています。高粱を主な原料とした白酒のひとつです。ひとつというのも、産地によって風味の違う白酒があるからですが、双璧とされるのが四川省の五粮液です(写真1)。共通しているのは度数と値段の高さ。そして病みつきにさせる独特の香りでしょうか。ただ上級品は高額ですから、それなりの価格の物しか飲めません。
龍門古鎮を散策するうちに穀物を炊く独特の良い香りがしてきました。炊き上がった高粱を冷ましているところです。その後甕で発酵させ蒸留すると白酒になるそうです。こうして作った白酒はここの売店で売っていて、試飲しましたが残念ながら私には飲みきれない癖の強いお酒でした。(写真2.3)
お酒といえば我々男子にすれば女性。(おいおい書源だぞ)すみませんちょっとだけ書かせてください。風景が良いところですし、杭州から近いこともあり、名門杭州美術学院の学生の皆さんが早朝から写生に。3回生の陳さん。「古鎮の風景は街には無いものが多いのであちこち画きに行くそうです」(写真4)。続いて路地の奥の床屋。颯爽と髪をカットする女性。悩みましたがいくら物好きとはいえこんな所で散髪してもらうわけにもいきません(写真5)。
飲んでもいませんが話がいつもにもましてグダグダです。飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう!
写真1
空港の免税店で2180元(36,000円)。
写真2
愛想の良いおじさん
写真3
冷めたらビニール袋に入れて発酵させます。
写真4
今回の参加者は約150名
写真5