中国よもやま話 75
― 中国食べ歩き ‐中国の歩き方?② ―
今回乗車したリニアは時速300㎞。時間帯で430㎞の最高速度を出す2種類のタイプが走っています。利用者からするともっと中心部(たとえば人民広場あたり)まで来ていると便利がいいのですが、いろんな人の話によると、線路の周辺は強烈な電磁波が発生するので、住むことができない(確かに地価のべらぼうに高い地域にも関わらず民家はほとんどありません)とか、万一リニアが制御出来ない場合大惨事になる。等々の理由ですが、既に密集している中心部に線路を引き込むことはかなり大変でしょうし、万博会場との関係もあったのでしょう。
龍陽路駅に到着しました(写真1)。リニア駅の前にありますから乗り換えは簡単?という訳にはいきません。荷物の多い人間には苦労が付きまといます。新しい駅や整備が出来ている駅はいいのですが、大半の駅はエレベーターやエスカレーターがありません。ひどいときは人ごみに見え隠れする荷物を気にしながら階段を上り下りする始末です。
乗車には切符が必要。以前の自動販売機は「大丈夫?」って感じでしたが、今のはかなりいい感じ(写真2)。ボロボロの人民元のお札も読み取ります。そう、人民元ですが、なんでも偽物がある国。当然お札の偽物などあるにきまってます。どの店でも札はしっかり確認して受け取られます。100元札などは機械に通して見るほどです。小さな金額の買い物だと断られたこともありました。
上海市内を横断する地鉄(地下鉄)2号線の駅は全部で30駅。目指す虹橋駅は浦東空港駅から数え29番目。時間にして1時間半強。龍陽路駅からは17番目の駅です(写真3)。料金は6元(100円程度)。時間にして1時間かかります。話しかけられることもあり、超片言で返しますが、未だ会話が成立した実感はほとんどありません。ようやく地鉄虹橋駅に着きました(写真4)。
地鉄から上がると、何度も迷子にになった地上駅があります(写真5)。この駅巨大駅なのに掲示板の標記が分かりにくいのと、長方形で特徴の無い駅の形に問題があると思うのです。最近は携帯に駅内の道順を写真に撮って見ながら行くので間違いませんが、最初の頃は構内をウロウロして疲れはてました。
ようやく新幹線の切符売り場です。当然一番緊張するところ?イエイエ一番燃えるところです。なにしろ日本での中国語学習が本当に短いフレーズで確認できる(長いのは、というより一般人に話しかけるのはそうは簡単にはいかないのです。その辺のところは次回へ)最大のチャンスなのですから。結果は次回のお楽しみということで。 つづく
写真1
この駅のマックで良く食べますが今回は通過。
写真2
以前のタイプの機械で突然ブザーが鳴りビビリました。
写真3
駅名のコールを独り言復唱。周りの中国人に変な目で見られます。
写真4
写真5
写真6
駅員によって対応が完全に違います。