中国よもやま話 60
― 中国食べ歩き ‐杭州にて① ―
仕事で中国へよく行くようになると宿泊する場所は重要です。旅行のように高級五つ星ホテルならベストですが、そんな贅沢は許されませんから、宿賃が「安く清潔で安全便利」。「そんなところがあるの」と言われそうですが案外沢山あります。
華僑飯店(写真1)は杭州で最初に出来た外国人(といっても本国に帰ってきた華僑のためのホテル)向けホテルです。私の評価として建物はかなり古めでも清潔、価格は少し高め。安全度普通。利便性は最高です。このホテルは最後が決めてでして、ホテル前の遊歩道を挟んで目の前が西湖。西湖の北東に位置しますので、繁華街にも近く便利です。それと夜にここのレストランに入ると西洋でも東洋でもない不思議な気分になるのも定宿にしているところです。写真2と3は朝のレストランの状況です。料理は豪華とはいえませんが、西湖を一望できるのも魅力です。このホテルは三つ星で、現状は外国人が泊まれるギリギリの格付けになっています。隣はハイアットリージェンシーホテルがあるようなところですので、外国資本が買い取りたいらしいのですが、敷地が狭く、収益性の問題で上手くいかないそうです。機会があれば皆さんも泊まってみてください。
朝はホテルから出て西湖の遊歩道を散歩します。最高の気分です。少し歩くと「杭州東坡地書協会」の旗を出して水筆で道に字を書いています。(写真4、5)腰を使って書くので、健康にも良いとのことですが、なにより上手い。周りの見物人のリクエストに答えて内容、書体など自由自在です。
朝食後でもお腹は空きます。売店でいろいろ売っていて(写真6、7)私はトウモロコシをゆがいただけの物や、サツマイモ、甘栗、アイスクリームなど、人には「衛生に気を付けて」などといいながら、自分だけはよく食べるのです。ただ食べないほうが良いものも多く、写真のフランクフルトは子供に人気ですが、「肉を使っていない」等の噂もあり、食べてはいけないものの上位にあげられています。
写真1
古き良き時代を感じさせるホテル
写真2
品数は少なめ。
写真3
朝早めで眠そう。
写真4
この旗の周りはいつも人だかりです。
写真5
筆先はスポンジ。扱いには慣れがかなり必要。
写真6
おでんのような物も売られていて人気です。
写真7
でも美味しいのです。(食べました)