中国よもやま話 55
― 中国食べ歩き ‐香港は中国?② ―
「アジア最大の海洋公園」といわれるのが「オーシャンパーク」です。南朗山一帯の半島を利用した公園で、海側の(海浜楽園)と山上の(高峰楽園)を南朗山の東側に設置されたロープウエイと、専用トンネルを走る海洋列車で結んでいます。(写真1、2)
海浜楽園にはパンダとレッサ―パンダのいる動物園をメインに高級金魚だけの水族館があります。高峰楽園には約千種類の世界中のクラゲを集めた海洋館と、多数の最新鋭アトラクションのある山上遊園があります。南シナ海を借景にしたこのような大掛かりな遊園地は日本にはないかもしれません。当然子供達は大喜び。小2の娘は半年以上経っても思い出したようにこの遊園地のことを話します。香港の解説書には香港ディズニーランドに行くよりオーシャンパークに行く方が良いと書かれるほどです。当然私も大満足。ぜひ機会があればお立ち寄りを。
香港と言えば昔から夜景。日が沈むまで繁華街の露天商へ。最近集めているのが懐中時計です。上海の東台路等の露天商で目にすると買っています。価格も日本円で千円前後の物ばかりですから、すぐに駄目になる物も多いのですが、デザインも豊富で楽しいものです。懐中時計あさりのおかげで、あまり足の向かなかった骨董品店にも行くようになりました。(写真3)
夜景の鑑賞場所行きのバスを待っていると屋根の無い2階建てバスがやってきました。(写真4)夏ならば最高でしょうが1月、さすがの香港でも夜は寒い。これは夏用バス。冬季は市内のみ走っているそうです。夜景観賞場所に着くと極寒。10分と立っていられませんでしたが、迫りくるような光の帯に暫し立ちすくみました。(写真4、5)
冷えた体には家内のご所望のフカヒレスープをと、地元の人が正宗(本物)香港中華と呼ぶ(といっても看板も無いのですが)店へ。思い出に残るスープに全員大満足です(写真6)。
日中繁華街では、反共産党の横断幕を出し演説する人が、斯氏曰く「上海でやるとすぐに強制収容所送りです」と。やはりここは香港です。
写真1
歴史は古い。リニューアルを常に繰り返している。
写真2
山をくり抜いたトンネルを走る海洋列車の乗車口。
写真3
露天商のおじさんと。この懐中時計はクオーツ。
今も動いています。
写真4
繁体字とアルファベットの書かれたバス。
写真5
言葉を失う美しさです。
写真6
さすが正宗。絶品のフカヒレスープでした。