中国よもやま話 53
― 中国食べ歩き ‐年末の訪中 ―
私の憧れ、川村龍洲先生の『らんだむ・のおと』とご一緒に記事が書けるとは思いもしない光栄ですが、
娯楽中心の我がページ。内容はやはり薄く、軽く・・・。
いくら春節が中国のお正月といっても、一二月二十日も過ぎれば賑やかさが漂います。なによりクリスマス直前ということもあり、街のイルミネーションも賑やかです。今回上海で宿泊したホテルは川村先生の定宿「田林賓館」です(写真1)。
近頃必ず上海での夕食には立ち寄る海鴎飯店(鴎ホテル)のガーデンレストランの夜景です(写真2)。場所は上海の中心を流れる黄浦江(長江の支流)と蘇州河(呉淞江)とが合流する部分の北側にあります。ガーデンから黄浦江に向かい右手には浦西地区(黄浦区)外灘(バンド)、左手に東方明珠塔などがある浦東地区(浦東新区)を一望しながら食事ができます。
はじめて予約したとき夕食一人の相場が一,〇〇〇元(約一三,〇〇〇円)というので覚悟していきましたが、五人での値段でした。お味はまあまあですが、雰囲気は上々ですので、チャンスのある方はぜひともお尋ねください。
今回初乗車したのが昨年十月に開通した滬(フ-)杭(ハン)高鉄(新幹線)です(写真3)。上海‐虹橋‐杭州(一六〇㌔㍍)を四五分で結びます。既存新幹線より三三分短縮されたそうです。上海駅から虹橋駅までは今までの線路を使用し、虹橋駅からは専用の高架線路使います(写真4)。営業最高速度は時速三五〇㌔、試験走行では世界最速の時速四一六㌔を記録。車体は中国製とのこと。社内は非常に美しく乗り心地も最高です(写真5)。
この新幹線の完成で注目すべきは虹橋空港と隣接した新駅が完成したことです(写真6)。虹橋空港にはすでに羽田空港からの直行便も就航しており、高速鉄道の整備が進むほど、空港から各地へのアクセスが良くなることは間違いありません。高鉄で全土を碁盤の目のように繋ぐべく五年後の完成を目指し工事が進められています。
写真1
上海等の大都会では3つ星のホテルでも十分快適です。
写真2
電飾に飾られ悠々と黄浦江渡る遊覧船。
写真3
なんとなく日本の新幹線に似ています。
写真4
虹橋駅からは右に見える専用高架線路を使います。
写真5
皆さんお行儀良く乗っています。
写真6
これからは上海の拠点が虹橋に移りそうだ。