中国よもやま話

中国よもやま話 43

― 中国食べ歩き⑭ ―


 四月は半分以上中国にいました。香辛料の関係もあり身体の芯から中国の匂いがするようです。前半の厦門の旅は一流店ばかりですが、仕事の旅となるとそうはいきません。ホテルは無星、食事は普通の店ですから、椅子やテーブルも油ぎっていて、座るたびに衣服に店の匂いが重なっていきます。しかしながら、中国庶民と同じ環境で食事をする日々ですから、中国好きの方にはきっと堪らないことかもしれません。


 上海の友人と一緒に行った店です(写真1)。上海の虹橋空港の近くです。昔は虹橋空港が国際空港でしたので、国内線中心の空港になった現在も海外駐在員の住まいはこの地域に多く残っているそうです。


 雪華ビールをたのみました。この日は蒸し暑かったので、「冷えたビールにして」。と店員さんにいうと「これしか無い」。とのこと。いつもの薄めのビールです(写真2)。この店で美味しかった料理はこれです(写真3)。軟骨と唐辛子の揚げものです。ピリッとしているのと、軟骨の食感は最高でした。


 杭州の夜店です。(写真4)コピー天国の中国というのは皆さんもご存じでしょうが、見てのとおり日本のテレビドラマのコピーが山のように並んでいます。DVD一枚一〇元(約一五〇円)です。次の日から労働節(長期の祭日)でもあり、街中には杭州の若者であふれています。串焼きや、手巻き寿司の屋台(写真5、6)など見ているとどうしても食べたくなりますが、衛生面でお薦めできませんから、できるだけ食べないようにしてください。杭州人の友人でさえも「あまり食べないほうがいいよ」。とのことです。









写真1

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上海の裏通りにポツンとある。こんな店が案外うまい。
写真2

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薄いビールにもなれ、味わうこともできるようになりました。
写真3

写真3
見るからに辛そうな・・・でもやはり辛い。
写真4

写真4
日本で放送後すぐのものもありました。
写真5

写真5
うまそうなのでつい食べたくなりますが要注意です。
写真6

写真6
手巻き寿司。いろんな出店があります。