中国よもやま話

中国よもやま話 40

― 中国食べ歩き⑪ ―


 今回の中国旅行の人数はいつもに比べ少なめでしたが、それだけにより自由な行程となりました。茶農家での昼食の後、杭州市内の観光組と、中国旅行のよき時代を振り返ろうと紙漉きの過疎の村へ行く組に分かれました。当初の予想に反し、過疎の村へ行く組の人数が多く急遽マイクロバスを手配して行動することに。


 過疎の村へは約二時間三〇分。山や谷をいくつも越え到着しました。経済の発展とともにできた老人ばかりの村です。春節前で工場の職人達は休みでしたが、見学させていただきました。街の中を散策すると道でレースを編んでいる人や、昔ながらの八百屋。外で暖を取るための火鉢を持って散歩しているおばあさんなど、ゆっくりとした時間を一緒に過ごすことができました。(写真1~6)


 街に戻っての合流後の夕食では、江口先生を始め一月生まれのメンバーの誕生日会をしました。富裕層の中国人はケーキの上のロウソクを吹き消さないとのこと。「なんで?」と聞くと、「皆で食べるケーキに唾がかかるから」。衛生的なことをいうものですが、それも一理あると思い、ロウソクはケーキから抜いて吹き消してもらいました。(写真7) 食事の後はまたもや二組(マッサージ組と、宋城の歌謡ショーの観賞)に分かれての行動です。宋城のショーは年間二〇〇万人もの来場があるとのこと、素晴らしいものでした。(写真8)        

写真撮影 芳本大佳氏




写真1

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お休み中の工場。紙の原料を磨り潰す石臼。


写真2

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積み上げられた画宣紙を見学されました。


写真3

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レースを編む女性。村中で何人もが編んでいました。

写真4

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人の少ない街並み。時間が止まったようです。

写真5

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火鉢を持って散歩するおばあさん。
写真6

写真6
こんな八百屋はもう街中では見ないようになりました。
写真7

写真7
誕生日会。何回目でも嬉しく楽しいそうです。
写真8

写真8
宋城で兵隊さんと記念撮影。明日は帰国です。