中国よもやま話

中国よもやま話 31

― 中国食べ歩き② ―


 国内中の人が集まる上海ですから、食事をする店も多岐にわたります。この日の夜は重慶の鳥鍋を食べることにしました。といっても辛くて仕方ないものではなくピリ辛程度のものです。上海の裏通りにあるこの店(写真1)中に入ると満員状態です。頼んだ鳥鍋ですが、これで小サイズ(写真2)ビール3本と紹興酒(この店で一番良いお酒で)2本を頼んで豪華なものですが、払ったお代は一二〇元(二千円弱)です。周りの席では仕事終わりのビジネスマンが多く大変盛り上がっていましたし、うるさかったですが、時間が経過するうちに、日本の居酒屋にいる錯覚をおこすほど居心地のいい店でした。


 翌日は長距離バスの旅です。長江を渡る橋に近いドライブインで昼食を取りました。バスの停車時間は一五分、トイレをして駆け足での食事です。まず食券を買って、店員さんに頼んで好きな料理三品を取ってもらいます。清潔とはいうものの、野菜中心の料理です。味に不安を感じましたが、上々でした。(写真3、4)特に大根の煮たものは日本の味を思い出させるほどの美味さでした。ご飯はさすがに硬めでパサパサでしたが、それがなぜか合うあたりが不思議です。


 写真5は杭州の夜。あいにくの雨で、タクシーが全然つかまりません。杭州は豊かな人が多く住む街ですから、まさにタクシーは足代わりです。仕方なく諦めて路線バスに乗ることにしましたが、ホテルに近いバス停に止まるバスはなかなか来ません。ようやく来たバスは込み合っているものの、テレビもついていてきれいなものでした。文化盛んな街ですが、中国で最も飲まれている緑茶、龍(ろん)井(じん)茶(ちゃ)の産地としても有名です。まさに新茶の収穫の時期でもあり、街はより活気にあふれていました。









写真1

写真1
日本でもそうですが、通りから外れたところにこんな店があるものです。
写真2

写真2
濃厚な味付けの鳥鍋。小サイズでも2~3人は十分堪能できます。
写真3

写真3
わずかな時間で食事をしなければなりませんから、品数は少ないです。
写真4

写真4
こんな味付けに出会うと、日本料理が恋しくなるほどあっさりです。
写真5

写真5
アナウンスの内容が解らないので、降りる場所にハラハラします。