中国よもやま話

中国よもやま話 30

― 中国食べ歩き① ―


 昨年春、浙江省旅行の帰り、浦東空港第二ターミナルがまもなく完成するとのことでした。どんな建物かと楽しみにしていましたが、「ここは関空?」と思うほど似た美しい建物です(写真1)。以前のように飛行機からバスで移動することもありません。入国検査や、荷物の受取り場までの配置も良く似ていますので、使いやすい空港に感じます。日本の航空会社と、その共同運航をしている中国の航空会社は、このターミナルで発着しています。


 個人的に贅沢な話ですが、団体旅行で訪れる高級なレストランでは無く、一度は一般の人が行く店で食事をしてみたかったのです。と言っても勇気のいるものです。店選びの目安はやはり日本と同じで、客の入りをみて選ぶと良いと、中国の友人が教えてくらました。
上海豫園近くの豆腐料理の店です(写真2)。見るからにワクワクする店構えに、昼食からそれほど時間も経っていませんでしたが入ってみました。有名料理は豆腐花(写真3)です。一杯が三元(四五円)日本人にも抵抗のない味です。豆腐がふわっと柔らかく、薬味の味噌や辛子味噌を入れるとさらに格別です。


 豫園に入ると食のフェステバルが開催されていました(写真4)。中国各省の名物料理が販売されていましたが、春の訪れを感じる暖かい日でもあり、豫園も賑わっていました。


 今回上海に四日いましたが、その間朝食はホテルの前にある「永和大王」というチエーン店で食べました。写真五はワンタンと揚げパンのセット一〇元(一五〇円)。このほかに豆乳スープや、麺類など豊富です。



写真1

写真1
トイレの清潔さまで関空そっくり。将来は第四ターミナルまでできる。
写真2

写真2
大きな声が出る源は、このような店の食事ときっと関係がある。
写真3

写真3
箸は籠に入れてあるものを使う。汚いと思わない(こと)。
写真4

写真4
料理の種類の多さ。改めて国土の広さを感じます。
写真5

写真5
日本の吉野家みたいなものでしょう。客が切れ間無く入ってきます。