中国よもやま話

中国よもやま話 27

― 台湾の旅② ―


 私は海外旅行中マッサージに毎晩行くことに決めています。それだけに上手い下手、当たり外れというものが毎晩のようにあるわけですが、私ほどになりますと、肩をひともみされただけで、その後の状況が理解できます。中国本土でのマッサージの良し悪しの確率は三対七の割合で不満が残りますが、今回の台湾でのマッサージは二晩とも完璧でした。価格も中国本土と同じでしたから、所得水準からみても台湾のマッサージは満足できるものでした。


 写真1は故宮博物院の前で。二玄社の『故宮博物院物語』で、北京の故宮を出た文物が戦火をかいくぐりながら台湾までたどり着く様がリアルに書かれていますが、まさに全ての文物に神が宿っているようでした。
台北の夜はマニアに人気の人形劇鑑賞です。(写真2、3)狭い店内で近くに迫る人形と大きな効果音が印象に残りました。


高さ五〇八㍍、二〇〇八年現在世界で二番目に高いビルです。台北の街でひと際高くそびえます(写真4)。写真五はビルの揺れ止めのためにビルの上部に設置された金属製の巨大おもりです。設置の苦労がパネルで解説されていました。
写真6は一七三八年に建立され、台北で最も古い寺、龍山寺です。境内には多くの参拝客。帰国するまでの安全を祈願しました。


今年も内容豊富な書源社旅行を計画中です。皆様とお会いできるのを楽しみにいたしております。


写真1

写真1
『翠玉白菜』を見ることが出来たのは私にとって収穫でした。
写真2

写真2
歓楽街の横道に入っていきます。一人では絶対行けません。
写真3

写真3
人形を持ち、狭い会場を大きな効果音とともに走り回ります。
写真4

写真4
そうとう離れた場所からでないと写真が撮れません。
写真5

写真5
薄い鉄板をこの位置で重ねながら球状のおもりにしました。
写真6

写真6
今回の旅もここで終わり。お疲れ様でした。