中国よもやま話 118
― 中国食べ歩き ‐古鎮めぐり㊷‐斯宅
17万㌔も乗った軽のバン。長年頑張ってくれた正に相棒ですが、近ごろ謎の雨漏りに見舞われ、積んでいた画仙紙は敢え無くただの紙に成り果てました。何事も機械物。機嫌が悪くなると、計り知れない災いがあるものです。
中国旅に車は不可欠。大平原でエンストなんてしては・・・想像するだけで恐ろしい。あってはならないことです。今回斯さんが迎えに来てくれた車は、中国製のアメ車(らしい)豪華な車。「若い仲買人の高級車よ!」と。見た目内装も豪華だし「ええなあ」と言いながらも、中国でよく利く鼻がイヤな予感。とはいえ乗るしかない選択肢。走出しは快調今日は300㌔近く走らなくてはなりません。
「ちょっと暑いなあ」と私「エアコンは効いてる!」と斯。こんなんにいつもイラッとします。「暑いッテ」と言い続けても聞こうとしません。とそのうちランプが全面点燈。が、「ホラッ」とか言いにくい車内の状況。高速道路上の車は100㌔越の速度で走っています。しばらく走行の後「おかしいねえ?」とやっと認める斯「お前がおかしいわ」と心の中で私。ということでなんとかSAの修理屋へピットイン(写真1、2)。何度も声を掛けようやく出てきたのが、眠そうでめんどくさそうな兄ちゃん。チラッと見て「これアカンな」と一言。「エアコン効かへん」というと「それはガス切れや」と(ほらな斯さん)。「法律で高速道路上にエアコンのガスを保管できないからチョット待って」と。そこへパンクした大型トラックが。彼は今までとは別人のようにサッサとタイヤを交換します(写真2)。エアコンのガスがデリバリーされるのに約2時間。予想外のロスタイムですが、この兄ちゃんと色々話せたのは収穫です。
つまずくと上手くいかないものです。翌朝ホテルの玄関前でエンジンがかかりません「早よ動かして!」とベルボーイ。「ほな動かしてよ!」と我ら。ということで何とかエンジンを掛けてもらい(写真3)また修理屋へ「電瓶」はバッテリーのこと。「交換するしかないな」ということに(写真4,5)。トラブルがあるとネタにはなりますがね~。日頃から整備はしっかりしましょうね~。
写真1
ガランとした何もない修理屋。
写真2
今は何事もPCで直すの?
写真3
いざ外すとトラックのタイヤはデカい。
写真4
ホテルの車を借りて急遽エンジン始動!
写真5
「雨刮片」はワイパー。上手い当字ですね。