中国よもやま話

中国よもやま話 8

 近年上海等で成功した青年実業家などは、家族サービスのために日本に行くそうです。行き先は東京ディズニーランド。香港にもあるのですが、規模の違いや、日本の治安の良さが魅力といっていますが、どうやら一番の目的は、奥さんのためのブランド品の購入です。本当に一部の中国人の話ですが、豊かになったものです。


 前回はタマゴ料理をご紹介いたしましたところ、「とても美味しかった」とのお知らせなどもいただきうれしく思っています。そこでもう一つ、私の好きな料理がありますのでご紹介いたします。


写真1の料理は『香菇(シャンク)菜(ツアイ)心(シン)』シイタケと青菜の炒め物です。よく中国料理は、乾燥させた食材を水でもどして使いますが、この料理にも干し椎茸をぜひとも使ってください。
まず戻した椎茸を炒め、その後青菜を入れます。青菜の種類はお好みで結構ですが、日本で手に入りやすいチンゲン菜などでも美味しいです。
味付けは干し椎茸の戻し汁と、塩少々とトリガラのだしの素、最後に片栗粉でとろみを付けてください。干し椎茸は、中国産の肉厚のあるものをお使いいただくと最高です。この料理にはビ‐ルがあいます。中国人はビ‐ル好きです。以前は青島(チンタオ)啤(ピー)酒(チウ)が圧倒的な人気でしたが、最近上海ではサントリービール【三得利(サントゥリ)啤酒(写真2)が一番の人気です。


上海の街は日本では想像できないほどの速さで都市化が進んでいます。人口一三四〇万人を超える大都会ですから、商店の数も並大抵のものではありません。昔「上海の街角で小さなお店を持つことができれば巨万の富を得ることができる」といった知り合いがいましたが、本当にその通りです。私は上海の街で百貨店に行くことは少なく、スーパーマーケット【超市(チャオシ)】(超級市場の略)に行くことが多いです。日本と扱っている内容や品揃えはほとんど変わりませんし、日本製の製品も扱っているので、日本のビジネスマンのご家族も買い物に来ています。


世界中で増え続けているコンビニエンスストア【便利店(ベエンリティエン)】が上海の町にも近年多くなっています。ローソンは「羅(ルロ)森(セン)」、ファミリーマートは(写真3、4)「全家(チュエンチア)」と書きます。中国読みに近い漢字を当てたものと、意味を漢字にしたものと、さまざまです。外観や商品内容は日本と変わらないと思います。

写真1

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お好みで豚肉や、海の物を入れると更に美味しいです。
写真2

写真2
缶のデザインは日本のものとは違い、中国人好み?です。
写真3

写真3
日本も中国も若者の好みに合うものはここにあります。
写真4

写真4
中国ではビルの一階に入った店舗がほとんどです。