中国よもやま話

中国よもやま話 82

― 中国食べ歩き ‐古鎮めぐり⑥―


 神様、仏様、イエス様。他日本はお祈りするところが多いですよねえ。「イエスは知らぬ」。そんなことは無いでしょう。ほとんどの方クリスマスはルンルンでしょうから。私などは子供の頃、お菓子欲しさに近所の教会の日曜学校に通いましたから、大いにお世話になりましたが、真言宗です。
多民族国家の中国。キリスト教徒は多く教会も沢山あります。しかし突然、興味本位で中国の教会に飛び込むのもどうか?とも思いましたが、そこは勢い、いや幼少時代のよしみ「トイレ貸してください」などと言い訳して門を叩いてみたわけです(写真1)。
橋を渡り教会の門前から挨拶すると「どうぞ」と返事がありました。この教会は療養施設を併設していて、療養棟を備えています。近年高齢者を対象に、介護をする教会が増えていると斯さんから聞きました。ただ、費用が結構掛かるので、誰でも入れるわけではないそうです。
教会施設に入っても誰が出てくるわけでもありませんから、これはチャンスと色々見て回りました。写真2は療養部屋です。さすがに部屋の中までは入れませんでしたが、覗く限り3人部屋です。掃除も行き届き、風通しも良く清潔な感じです。写真3は療養者の食堂です。隣には厨房があり、昼食で使用された食器などが綺麗に片付けられていました。
礼拝堂の中は広く、椅子なども沢山ありましたが、こんなに礼拝に来る人がいるのでしょうか。あたりまえですが、漢字の掲示物。そして赤色が中国人好みの色なので、日本の教会のイメージとなんとなく違いますが、落ち着いた良い礼拝堂です(写真4)。
ピアノには讃美歌の楽譜でしょうか。おや、ピアノはYAMAHAでもTOYOTAでもありません。TOYAMAです。調べてみると中国産ピアノのブランドです。余談ですが教育熱心な中国人は頑張ってピアノを買いますが、さすがにYAMAHAは高嶺の花。TOYAMAが多いそうです(写真5)。
うろうろしているとヘルパーの史紅俊さんが出てきて説明してくれました。「教会の畑は完全な無農薬。有機肥料で野菜を作ります。健康の維持は食から始まる」と。まさにおっしゃる通りです(写真6)。

写真1

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田園風景の緑の中、赤の十字架かが映えます。
写真2

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風通しのためか、網戸の扉。
写真3

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食堂にはミシンが設置されていた。
写真4

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牧師さんはあいにくおられず。
写真5

写真5
ピアノは教養の象徴。
写真6

写真6
史氏は英中独語が話せる。日本は大好きとのこと。