中国よもやま話

中国よもやま話 76

― 中国食べ歩き ‐中国の歩き方?③ ―


 上海虹橋駅は東側に虹橋国際空港(羽田からの直行便が有)のターミナルがあり、国内外の乗客を高速鉄道により各地へ運ぶ目的で2008年7月着工、2011年6月に北京‐上海を結ぶ京滬高速鉄道が完成し、全容が出来上がりました。現在は南京‐上海を結ぶ滬寧都市間鉄道と、杭州‐上海を結ぶ滬杭旅客専用線の3路線、合計16ホーム30線を有する巨大駅で、中国新幹線(CRH)がひっきりなしに入ってきます。因みに東京駅が11ホーム22線ですから、いかに大きい駅か想像いただけますでしょうか。

 浦東国際空港に到着してすぐ、別件で南京にいる相棒の斯さんに電話しましたので、あとはチケットを買って待ち合わせの鎮江駅まで行けばいいだけです。今回は旅行の下見に鎮江を散策する予定で、その後路線バスで杭州に帰る計画です。最近はCRHの利用者が増える一方で、2~3本待たないと乗ることができません。今回も約2時間待ちです。斯さんに再度連絡してみると南京からのCRHも混んでいるので、お互い時間待ちです。チケットは相変わらず四声無視(いやできないのです)の大阪弁の中国語で何とか購入できました。最初の頃とは違いカンペを見せないでも理解してくれるレベルになった?ことにしておきましょう。

 時間待ちの間、軽い食事をと思い、チェーン店「永和大王」で、牛肉麺(12元)を食べました(写真1、2)この手の麺はピリ辛ですが、私はさらに辛子を足し激辛にして食べます。食事が終わり待合へ(写真3)。この巨大な待合、トイレなどに行くときは場所をしっかり覚えておかないと、簡単に迷子になります(以前お客さんがいなくなり苦労しました)。皆さん待合で乗車口が空くのを待っています(写真4)。日本と違うのは一度改札を通ると自由にホームに行けるのではなく、再度乗降口での改札があることです。改札が開くのと出発に時間差があまり無いうえに、乗客が多いのでいつも大混雑(写真5)。当然皆我先に行きますから、殺気めいたものすら感じます。

 なんとか無事に乗車しましたが、隣の女性に永遠しゃべりかけられ、単語本片手に(案外楽しかったのですが)必死の1時間余りの旅でした。無事CRHは夕方の鎮江駅に到着(写真6)。斯さんと無事会えました。
今も続く尖閣のトラブルですが、一般人はもう何もなかったように日本人と接します。国家レベルで早期解決の方向に進んでほしいものです。



写真1

写真1
写真2

写真2
写真3

写真3
写真4

写真4
写真5

写真5
写真6

写真6