中国よもやま話

中国よもやま話 25

― 中国携帯電話事情 ―


 海外にお出かけになることが多く、現地で電話をよくご使用になられる方は、海外の携帯電話をお求めになられると良いかと思います。前号でもご紹介しました通り、海外では電話機と電話番号は別物として販売されていることが多く、通信形式が同じでしたら、どの国に行っても使用することができるからです。


 といっても、なにもしないで使えるわけではありません。使用のためにはその国での電話番号を購入する必要があります。写真一は携帯電話の裏蓋をあけて電池を取り出し、電話番号やその他通信情報記録したSIMカード(写真右下)を抜いたところです。中国で購入すると九〇元(日本円で約一五〇〇円)します。
このカードに電話料金をチャージ(海外は前払いが多いようです)すれば使用することができます。


 私は仕事で隣国の台湾にでかけます。中国側からすれば台湾は中国の一部と考えられていますが、中国のSIMカードは使えませんので、海外なのでしょう。台湾ではカードを入れ替えて使用しています。SIMカードの購入にはパスポートが必要です。また、中国ではSIMカードを購入した省(私は上海)でないと料金のチャージができません。中国国内でも違う省に長時間滞在するときはあらかじめ多めにチャージしておく必要があります。それでも足りなくなったときは、上海の友人などにお願いしてチャージしてもらいます。(このあたりは日本が便利です)。


 話は変わり、日本のお正月というとおせち料理やお鍋が多く、ふぐやかにが多いように聞いています。中国の秋から冬の食べ物で有名なのは上海ガニ(正式には大閘蟹)です。かつては上海の空港でも販売していたそうですが、現在持ち出しは禁止になっています。何でも日本に貿易船で運ばれた大閘蟹が大繁殖して生態系にも影響を与えているそうです。


 江蘇省の東北にある陽澄湖で捕れるものが最も美味で、料理の方法もさまざまですが、今回は最もシンプルで一般的な料理方法をお教え致します。縛ったままの大閘蟹を蒸し器に入れて(写真2、3)、一五から二〇分蒸すだけです。後は黒酢(鎮江香醋が私は好きです)を付けて食べるだけです。


産地の陽澄湖付近の売店では写真のように紐で縛られた状態で販売されていますが、生命力の強い大閘蟹の紐を切って逃げられでもすると簡単には捕まえることはできませんので、生きているうちはくれぐれも切らないでください。



写真1

写真1
日本の電話機にもこのカードが入っていますが、入れ替えはできません。
写真2

写真2
家庭用の蒸し器。一台あると便利です。

写真3

写真3
濃厚な味噌は日本のかににも負けません。